
メーターケーブルが切れたサンバー。
新品ケーブルを入手した。
税込み4421円。
けっこう高いな。長いだけあって。
12.04Mと書いてあるが、12メーターもあるわけではない。
実際は4メーター弱くらいかな。測ってないけど。
ジープなんかだと2メーターもないから、まあ長いほうだろう。
メーターケーブルには、床貫通部のグロメットと、クランプ位置の目安を示す赤テープが付けられていた。

ケーブルは、スピードメーターからステアリング軸に沿って床を貫通し、ラジエターの右の隙間を通って、燃料タンクの内側を通り、トランスミッションにつながる。
交換するなら、腹の下を、頭からケツまで潜れるようにしないと、作業できない。
とりあえず、ものすごく寒いので、車庫のジープを出して、サンバーの荷台から後ろを車庫に突っ込んだ。
この時点で-6℃以下だ。

手持ちのウマで可能なめいっぱいの高さに、4輪ともリフトアップする。
作業前に、近くのスタンドで、塩だらけになっていた下回りを洗っておいた。
リフトしたら、左後輪だけ外す。

フロントのアンダーカバーも外す。
これは4WDだけなのかな。

ステアリングのステーを外して、メーターを外す。
このコネクタは付けるのも外すのもなかなか大変だ。

真ん中の丸いのが、メーターケーブル。
回転するフレキシブルシャフトの差込部先端は、四角断面になっている。
上の蛇腹ホースは、デフロスタのダクトだ。

フロアマットをはぐって、ステアリング軸の前にあるのが、メーターケーブルの通るグロメットだ。

以前住んでた家の名残の、カラマツの落ち葉が付いている。
このグロメットには、メーターケーブルだけでなく、ブレーキブースター用のバキュームホースと、ステアリングラックのエア抜きホースが通っている。
手前の太いのがバキューム、細いほうがラックのベント、奥の細いのがメーターケーブルだ。

床下から見るとこんな感じ。
中央上がステアリング軸、右上はステアリングラック。
指差しているのがグロメットで、写真の下がクルマの前方になる。

バキュームホースを抜き、ベントホースはステアリングサポートメンバに差し込まれているだけなので、これも抜く。
これで、グロメットからホース類を外してから、グロメットを床下側に外して、キャビン内のケーブルを床下に抜く。

元のとこを通せるように、ケーブル先端にはガイドを付けておく。
こんなカラー番線が手軽なので、俺はよく使う。

ケーブルの反対側は、左後輪裏のギアボックスから、トランスミッションの上を通る。
2箇所ほど、ナイロンのクランプを通っていた。

タンクの内側には、こんな鉄のクランプが2箇所あり、ケーブル類がまとめて通っている。
さらに、2箇所にリユーザブルのケーブルタイでまとめられていた。

タンクから右前方に延びたケーブルは、フレームに沿って、ウォーターパイプが詰め込まれた、ラジエター右の隙間を通っている。
フロントサスのブラケットの陰になるあたりにプラスチックのラチェットクランプがあり、これがなかなか開けづらかった。

ラジエターを抜けたすぐ前に、ナイロンのラチェットクランプ。

さらに前方の、フレームがY形になるあたりには、鉄のクランプ。
・・・と、これだけのクランプ類をフリーにして、ケーブルの束からメーターケーブルを選り分けて、やっとめでたく抜けるのだ。
床から後ろのケーブルは、はるか前方まで引っ張り出して、グロメットの下から抜く。

抜いたケーブル。
上がミッション側の末端だ。
メーター側にはグロメットが見えている。

抜いたケーブルは、アウターも腐っていて、折れてしまった。
こりゃシャフトはひとたまりもないわ。
腐ったのは、タンクとラジエターの間あたりだと思う。
前輪の撥ねた塩のせいかな。

新しいケーブルにガイドワイヤーを移して、保護と通りやすさのため、養生テープを巻いておく。

ガイドワイヤーを引き戻せば、このとおり。
とはいっても、狭いとこ通すには、実際はアタマを横に押したりしながらコントロールしなきゃないけどな。
このあとメーターにつなぐのがなかなか大変だ。
なにしろ、手を入れるような隙間がほとんどない。
俺は、メーターに電気系統のコネクタを刺してから、ブレーキ液のタンクの固定スクリュを外してフリーにしてぶら下げ、そこから覗きながら、なんとか道具を突っ込んで、ケーブルをメーターに差し込んだ。
ラクに作業しようと思えば、ダッシュパネルを外さなきゃダメかもな。

グロメットは一旦室内側に引き込んで、ホース類を通してから、床にはめ込む。
裏からも見て、きちんとはまってることを確認する。

ケーブルのミッション側は、平たいキー形状になっている。
ミッション側の♀に合わせないと、ねじこめない。
また、ここの潤滑不良で針ブレが起きることがあるので、グリスを塗ってから組むといい、と、ディーラーのメカさんに教わった。

キーが合えば、手でねじ込める。
手でねじ込めるだけねじ込んでから、レンチで2Hexくらい増し締めすればいいかと。
コネクタはプラのネジなので、レンチで締めこめばかなり締めこめてしまうと思うが、それじゃどこか壊しそうだ。

ルーティングだけ決めて、クランプは仮止め程度で、ウマの上でエンジン掛けて、ギアを入れ、作動確認。
針はぶれることなく、滑らかに動いた。
針がぶれる時は、ケーブルのどこかに無理な曲げとか引っ張りがあるかもしれない。
ケーブルに無理させないように通せば、ケーブルの赤テープが、だいたいクランプ部分に来るようになっている。
ルートが決まったら、クランプを本締めし、あとは復旧するだけだ。

走行テスト。
車検の時もそうだったが、40キロ以下の低速時に針ブレが大きかったのが、まったくぶれずに滑らかに動く。
メーターはこうでなきゃな。

器差があるから数字を鵜呑みにしてもらってはいけないが、俺のスピードメーターで60キロの時、5速で俺のタコメーターは3300回転てとこだ。
これを覚えてるから、スピードメーターがダウンしてても、およそのスピードはわかる。
ちょうど計算しやすい数字だしな。
40キロなら2200回転、50キロなら2750回転、80キロなら4400回転、て具合だ。
最大出力は6500回転で出ることになっているので、その時の速度は120キロ弱、ということになる。つまり、このサンバーで120キロ以上出したら、オーバーレブとなり、エンジン壊す覚悟が要る。
ま、なんとか半日で片付いてやれやれ、だ。
しっかしまあ寒かったな。